【2022四国遍路5、6日目】台風前夜、急ぎ足で進む
こんにちは!
台風迫る四国遍路5日目、
予算の都合上一所にとどまるのも避けたいので
電車を使ってなるべく先を目指すことにしました。
そして6日目。
台風接近に付き一日中宿に缶詰めでした。
【9月18、19日旅程】
7:10 「民宿ちば」 発
徒歩
7:20 18番恩山寺 着
7:40 恩山寺 発
徒歩
8:20 南小松島駅 発
電車
8:30 阿南駅 着
10:20 阿南駅 発
電車
10:30 新野駅 着
徒歩
11:10 22番平等寺 着
11:30 平等寺 発
徒歩
12:20 新野駅 発
電車
13:00 日和佐駅 着
徒歩
13:10 23番薬王寺 着
13:50 薬王寺 発、周辺散策
徒歩
15:00 日和佐駅 発
電車
15:40 阿波海南駅 着
タクシー
16:00 宿「あさま屋」着
翌日
終日宿の中で過ごす
「あさま屋」情報※当時
素泊まり4,000円
普通の2階建て民家
部屋はふすまの仕切りのみ
完備(冷蔵庫、トイレ2か所、湯舟、WIFI←つながりにくい、テレビ2台、クーラー、ハンガー、有料洗濯機、敷布団、自転車無料貸出、電子レンジ)
【実際の様子】
18番恩山寺。
民宿「ちば」さんから歩いて10分ほど
小高い場所に鎮座しています。
今日も先日であったお遍路さんと行動を共にします。
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恩山寺から徒歩で南小松島駅へ。
そして阿波海南駅に着いたものの
1時間以上足止め...
周りに何があるわけでもありません。
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新野駅到着!
ここから徒歩で22番平等寺へ向かいます。
雨が降り出してもおかしくない曇り空。
次の電車の時間もあるので急ぎ足。
田舎は本数が極端に少ないので
電車を使うと時間に大きく縛られてしまいます。
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空き地に猫。
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マスク姿での出迎えを受け22番平等寺着!
平地に鎮座したお寺です。
ゆっくりしたいところですが
次の電車に間に合わないといけないので
新野駅まで足早に引き返します。
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こんな姿で歩いてました(笑)
金剛杖とずた袋以外お遍路要素皆無です。
雨が降りそうなのでバックに袋をかぶせています。
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新野駅です。
田舎あるあるの無人駅ですね。
台風前で運行状況が気になるところですが
中には電光掲示板完備で心配ご無用です。
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電車に乗って由岐駅を通過。
徳島到着以来久しぶりに海を拝みます。
そしてここからしばらくは海を見る毎日が
続きます。
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日和佐駅到着。
高台に23番薬王寺の九輪塔がそびえています。
日和佐駅前は道の駅やスーパーもあり充実しています。
この道の駅は野宿遍路さんに優しい場所として
有名なようで、区切られたあずまやがあります。
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23番薬王寺着!
高台にあるので階段を上る必要があります。
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九輪塔からの眺め。
ご覧の通りの曇り空。
台風は目の前に迫っています。
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道の駅の猫ちゃん。
次の電車まで1時間あります。
しばらく日和佐の町を散策です。
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日和佐はウミガメの町。
少し足をのばせば「うみがめ博物館」もあります。
ウミガメ像の後ろには日和佐城跡も見えてますね。
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なんときらびやかな魚!
海沿いの町に来たことを実感します。
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電車の時刻になりました。
薬王寺に別れを告げ本日の宿がある
阿波海南駅へ向かいます。
電車を使うと時間に縛られることになりますが
時間という区切りがあるからこその
哀愁のようなものもありますよね。
さようなら日和佐の町。
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本日の宿、「あさま屋」さん到着!
阿波海南駅到着時、遂に雨が...
なんと今日も行動を共にしたお遍路さんが
タクシー代をお接待してくれました!
感謝です...!
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風が強まってきましたが、雨は小雨。
貸出自転車を借りて「海部城」跡へ
行ってみました。
小高い丘の上にあり、見事に何もありません...
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個人的お遍路中ナンバーワンショット。
風吹きすさび分厚い雲に覆われる海沿いの町。
それを見下ろすくすんだ仏像。
少しホラーさを感じる一枚になりました。
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本格的な風雨が来る前にスーパーで夕食を。
キュウリドックは少しお高いのでスルー。
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本日のお宿。
宿というより2階建ての立派な民家です。
キッチンは土足、タイル仕立ての完全漁師町仕様。
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スーパーで買ってきたお刺身とごはんで夕食。
海沿いの町だけあって刺身がおいしい!
こういうご飯の売り方も都会では見たことがありません。
ご当地スーパーはやっぱり面白い。
さて、夜が更けるにつれて風が強まってきました。
雨はそこまででもないけれど、
古い民家なので雨戸がガタガタ鳴りっぱなしです。
今日明日が台風のピーク。
明日はこの宿に連泊し、外に出ずに台風が過ぎるのを待ちます。
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翌日です。
吹っ飛んだ看板が散乱するほど風は強烈ですが
雨はそこまででもなく。
タイミングを見計らって海陽町を散策です。
小さすぎて分らないと思いますが
イソヒヨドリを見つけました。
風が強く飛べないので地面でお休み中。
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目の前の小島に日蓮聖人像が建っています。
裏山には日蓮宗法華寺。
近くまで道が続いているのでもう少し寄ってみましょう。
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荒れる海を見つめる日蓮聖人像。
像の脇に生えている木を見れば分かる通り、
風が極めて強く水しぶきが容赦なく飛んできます。
ガードレールもここで切れており、
さすがにこれ以上近づくことを断念。
この場ですら海に吹き飛ばされそうで怖いです。
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「あさま屋」はこんな感じ。
普通の民家です。
テレビでは丁度エリザベス女王の国葬が営まれていました。
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スーパーは幸い開いていました。
まだ高知県入りしていませんが、
高知内で勢力を持つご当地スーパー「サンシャイン」で
割引の「田舎寿司」を発見。
カラフルな羊羹をはじめ彩の良い一品です。
そしてまた刺身とあったかごはん(笑)
今日を含め4日間行動を共にしたお遍路さんと
明日からは別行動することに。
私は室戸まで歩きますが、相方の方はバスを使って
先を急ぐそうです。
10番切幡寺で出会い、へんろ転がしを共に踏破し
レンタカーやタクシー代も持っていただいて...
大変お世話になりました!
この素晴らしい出会いに感謝です。
~お遍路豆知識・電車の利用について~
本記事を最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はお遍路で電車を使うときの注意点
について。
お遍路は長く、先の予定が立たない旅です。
私のように初めから電車を使うつもりの人
もいれば、
やむなく使うことになる人もいるでしょう。
そんな時注意しなければいけないのは
四国の電車は場所によっては極端に本数が少ない
ということ。
田舎暮らしにとっては当たり前のことなのですが
都会からお遍路に訪れる方は気を付けないと
予約した宿まで辿り着けない可能性が出てきます。
当然キャンセル料も発生してしまうので、
電車の時刻は最優先で調べておきましょう。
どうしても間に合わない場合、
宿に近ければ送迎をしてくれるかもしれませんが、
お遍路はあくまで自分で行う旅。
人の助けを前提とした行動は控えたいものです。