【2022】無職の四国お遍路旅

27歳男、無職になりお遍路の旅へ出る~44か所区切り打ちの記録~

【2022四国遍路旅2日目】初の20km越え!吉野川を渡る

こんにちは!
お遍路2日目、
本日は6番安楽寺宿坊を出発、22km程歩いて

11番藤井寺の麓、「旅館吉野」さんを目指します。

 

昨日に続き日陰の少ない炎天下を歩き、
なんとか吉野さんに辿り着きました。
そして道中歩き遍路の方と出会いました!
それではどうぞ!

 

9月15日の旅程
7:00 6番安楽寺宿坊 発
徒歩
7:20 7番十楽寺
7:30 十楽寺 発
徒歩
8:30 8番熊谷寺

8:50 熊谷寺 発
徒歩
9:30 9番法輪寺
9:40 法輪寺 発
徒歩
10:30 10番切幡寺
11:20 切幡寺 発
徒歩
11:50 ヘンロ小屋空海
徒歩
12:15 潜水橋を渡って善入寺島へ
12:45 吉野川を渡り対岸へ
徒歩
13:30 ザ・ビッグでお買い物
徒歩
14:20 「旅館吉野」着


旅館吉野」さん基本情報※当時
・1泊2食7000円
・個室完備(WIFI、クーラー、洗面器、TV、ハンガー、敷布団)
・共用(冷蔵庫、トイレ、洗濯機、有料飲料、浴場)
・事前届け出で翌日の昼食準備
・事前届け出で荷物配送※要確認


実際の様子

朝食後、萌え絵に癒されつつ安楽寺出発!
ufoさんのアニメは好きですが

この作品は見ていませんでした。

安楽寺境内にお砂踏みが。
塔の周囲を88か所でぐるりと囲み、
全部踏むと全てお参りしたことになるそうな。
道中のお寺では似たような短縮システムが
何回か登場します。

全部回りきる自信が無くてもこれで安心ですね(笑)

7番十楽寺境内。安楽寺からは短い道のりです。
「縁結門」と「縁切門」。

私はもちろん縁結門から入りました。
どちらから入っても辿り着くのは同じ場所。
どういうことなんだろう?

徳島県には無料休憩所がたくさんあります。
嬉しいですね。でも中には分かりにくい所も
ありますので気を付けましょう。
基本的には座れるだけの場所と考えてください。

8番熊谷寺境内。
正門をくぐってから本堂までは少し距離があります。
写真に写っているおばあちゃんは
25年以上毎朝お参りしているそうです。

私が生まれた頃から毎日...凄い!

熊谷寺法輪寺までは田んぼの広がる平野を歩きます。
日陰はないです...
道端のイチジクをパシャリ。

9番法輪寺
田んぼの中に佇む
こじんまりと境内の中で
地元のおじいちゃんたちが井戸端会議していました。
本来お寺とは地域に開かれた場所なのです。

正門目の前には(やってるか分からないけど)
売店がありました。

10番切幡寺
本堂までは階段が続きます。
333段って大したことないように思いますが、
炎天下の下10kmほど歩いてきたのでもうへとへとです...
しかし明日は「へんろ転がし」」で
有名な焼山寺を目指します。

こんなとこでへばるようでは焼山寺へは行けません。

切幡寺から吉野川を目指す道中、
割と有名な?遍路人形前を通過。


さっき切幡寺を出ようとした時、
出口で休憩中のご老人に話しかけられました。
聞けば68歳。歩き遍路を始めたがかなりきついそうで...
「明日のへんろ転がしに自信がないが若者と一緒なら行けるかも...」
ということで、明日から旅をご一緒することに!
旅先での出会い!興奮です!
私同様「歩き」にこだわりはないそうで、
タクシーで今宵の宿まで向かっていきました。

明日の朝は藤井寺で待ち合わせ。
一人だと少し心配な「へんろ転がし」前に心強い旅の仲間です!

ヘンロ小屋空海庵。
ありがたいことにこのような施設は多くあります。
しかし衛生的に問題があるところも。
空海庵はかなり綺麗に保たれていました。

空海庵を過ぎるとお遍路さん御用達の
食事処「八幡」さんがあります。
道中食事処は少ないので貴重な場所です。

私は昼食は食べないのでスルー。

空海庵の近くにプレハブ形式の休憩小屋。
2日目のルートには過剰なほどに

休憩場所があります。
旅を初めてすぐのお遍路さんも安心です。

歩き遍路をしていると
このような格言が至る所にありますが、

これはその中でも印象深い言葉の一つです。

結局全てを歩くわけでもなく、
現地に何かを残したわけでもありませんが、

3週間ほどの旅を終える頃には心には
確実に残るものがありました。

遂に吉野川に到達!潜水橋を渡る前に励ましの言葉が。
君たちもいつまでも元気でね!

潜水橋を通り吉野川に浮かぶ善入寺島へ渡ります。
島はほとんどが田畑となっていて自販機などもなく。
潜水橋には馴染みがないので不思議な気分で渡ります。
竹林が良い雰囲気出してますね(笑)
吉野川を渡れば
第一ステージクリアというところでしょうか。

吉野川を渡りきりました!
さすが全国2位の川幅を持つ川だけあって
渡りきるのに30分ほどかかりました。

1日2日目は向こうに見える山々の麓を歩いてきたんですね。
始まりの地へ別れを告げ、南へ向かいます。

本日の目的地「旅館吉野」さんまであと少し!
吉野川を渡ると大通りに出るため、
食事処やスーパーなどがたくさんあります。

むしろ渡る前が少なすぎた...

人生で1日20km以上歩いたのは初めてかもしれません...
真昼間ですが、ご褒美にお酒を買うのでした(笑)
お昼ご飯食べてないし許される...

明日は目の前の山を越えて12番焼山寺を目指します。

「旅館吉野」さんに到着もまだ14時。
荷物だけおいて、
すぐ近くにある11番藤井寺へ向かいます。

寺名の由来になった藤棚。
そして超人懐っこい猫。

11番藤井寺のすぐ近くに佇む「旅館吉野」さん。
お遍路さん御用達のお宿で
ボリュームたっぷりの夕食をいただき、

明日のへんろ転がしに備えます!

 

お遍路豆知識・お遍路中の飲み物事情
本記事を最後までご覧いただきありがとうございます!

さて、お遍路しようとなったとき
気になるのが食事、飲料事情ですよね。

特に夏場は熱中症にでもなったら大変です。
人通りが少ない所も多く、
倒れていても発見が遅れてしまうかもしれません。

私は昼食はとらない主義なので
食事処の紹介はできませんm(__)m
ただお遍路中、
飲食店、コンビニやスーパーは
無い所には本当にありません。

あってもお遍路の道を大きく外れることになります。
昼食を食べる方はどこで調達するかだけは

毎日確認しておきましょう。

そして飲み物事情ですが...
意外にもこちらはほとんど困ることはありません。

なぜなら店は無くても自販機はどこにでもあるからです。

私はこの旅で44か所、
愛媛県松山市までのお寺を巡りましたが

道沿いはもちろん、
ほとんどのお寺の目の前には自販機があります。

とはいえ予想外のことは起こり得るので

常に一本は用意しておくと安心です。

また11番藤井寺~12番焼山寺までは山道なので
湧き水以外本当に何もありません。
健脚でも5時間は山中を彷徨うことになるため
必ず水分を
準備していくことをおすすめします。
私は前日に麓のスーパー「ザ・ビッグ」で
2ℓペットボトルを買っておきました。



本記事はここまで!翌日の記事もご覧いただければ嬉しいです!

それでは。